第4話〔食べ歩き食い倒れヒーロー??〕

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第4話〔食べ歩き食い倒れヒーロー??〕

草村は「マル秘」と書かれたプリントを取り出し、みんなに配った。 「とりあえず、そのプリントに登場人物と配役を書いてある。 ん?どうした上地?暗い顔をして。」 他のメンバーはプリントが手元に来るなり、すぐさまめくって自分の役を確認していたが、友生だけはタメ息をついてプリントに手をつけなかった。 「ど~せ、また男の子の役なんでしょ。いつもそんだもん…」 ひねくれたように友生が呟くと、 「なに言ってる、ちゃんとよく見ろ、前に「聖霊」がやりたかったとか言ってたから、今回は妖精にしてやったぞ。 しかもヒーローと行動を共にする相棒だ。」 すると友生は驚いたように、 「え?!本当に?やった~!」 その姿を見ていた憂樹は、 「いいな~友生、妖精かぁ~。さて、あたしは何色かな?」 すると草村が、 「は?神成、なに言ってる、色ってなんだ?」 「ほら、だいたいヒーローって5色じゃん。たぶん風見君がレッドだから、あたしはピンクかホワイトかなぁ。」 「はぁ~、それは戦隊物だろ。今回はヒーロー物だから、ヒーローは1人なんだ。とは言ってものちのちヒーローが増えるかもしれないがな。」 「俺が主役でいいのか?」 風見が照れくさそうに草村に聞いた。     
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