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「まあ、とりあえず、決まっていることだけは言うから、そのプリントに書いてくれ。
まず、「TTT」は風見な。あと上地は、さっき言った通り、風見と行動を共にする「妖精」だ。
それから、風見に密かな想いを寄せるクラスの「委員長」を水川。いいか密かにだぞ、露骨に想いを見せるなよ。」
清美は草村の言葉を聞いて、風見を見ながら真っ赤になった。
「あと花咲は水川委員長の妹役、小学3年生だ。」
「え~!?あたし小学3年生?」
「まあ、見えないこともないかな。小さくて可愛いし。」
風見がフォローすると、清美がムッとした表情で、
「どうせ、私は大きくて可愛げないですよ。」
「そんな事は言ってないだろ、それにお前は俺の特別な存在なんだからな。」
「そ、そんなこと…」
清美は風見の目を見つめウットリとした。
「だから、露骨は禁止。って言ってるだろ。ほんとは花咲には、幼稚園児になってもらいたかったんだが、さすがにムリがあるからな。」
「なんだ草村らしくないな、お前ならCG使ってバンバンやると思ったけどな。」
「簡単に言うなよ、結構面倒なんだぞ。まあ、戦闘シーンではバンバン使わせてもらうけどな。」
「衣装はどうしよう?妖精の格好って、どんなのかわかんないや。」
友生が困ったように草村に聞いた。
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