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「キャキャ~ン~!!南野伐ちゃぁ~ん~!!!」
「屠殺(とさつ)される前の豚みてぇな悲鳴を挙げてくれよ、アッヒャッヒャッヒャ!!」
その声に。
伐は…!
ギ
ロ
ッ
立ち止まり、その観客を睨みつける!!
観客はその視線に気づき!!
「ホップラポヒョォーン!あったまキちゃうじゃない、その視線ンンー!!」
「ムカポンテにタマタマ潰されて『玉無し(ソプラノボーイ)』になっちまいな、フル〇ン太郎くぅ~ん!!」
と言い、他の観客達も。
「「「ゲラゲラゲラァ~ン♪♪」」」「「「オヒョヒョのヒョォー!!」」」
上機嫌だ。
そして、立ち止まる伐に対し、裸闘場のスタッフが。
「おい、ルーキー。マッパでマッハにリングに上がりな。」
と声をかける。
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
ブ チ リ !
P e ッ ! !
伐を煽(あお)った観客に『何か』が届く。
「ヒ ヒップラゲェたぁ~ん!?」
「何? こ これは…!?」
次
の
瞬
間
!
「オギャァァァァァァアアアア ア ア ア ア ! ! ! 」
伐を促した裸闘場のスタッフが左耳を押えながら絶叫した!!
「嫌(イヤー)!耳(イヤー)が!!」
そ
し
て
そ
の
観
客
は
気
付
く
!
「ギィヤァァァァアアアアアア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」
「み 耳だぁぁぁぁああああああ あ あ あ ! ! ! 」
「伐の野郎、スタッフの耳を、食い千切って、僕ちんに送り付けてきたぁぁぁぁあ あ あ あ あ あ ! ! 」
ジョッパァァァアアアアアアア ア ア ア ア ! !
その観客は失禁した。
その観客は理解したのだ。
伐と言う男は…!!
恐怖に値するビビっちまうぜファイターだって事にッ!!
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