11人が本棚に入れています
本棚に追加
全員即落ち2コマだった。
その後徹底的に四天王とクイーンを攻略し尽くして、見事勇ぴぃになったのだった。
今全員におむつが装着されている。
全員足腰が立たず、トイレにも行けない状態なのだ。
そして最初の犠牲者は、ティアだった。
「いっぱい出まちたねー、すぐにきれいきれいしまちゅからねー」
「や、やめよ!私は赤子ではない!それ位自分で出来るわ!」
両足を持ち上げられ、物の付いたお尻を優しく拭われながら、ティアは叫んだ。
勿論敗者の言う事等聞かないけどな。
「はーい、奇麗になってすっきりちまちたねぇ」
「や、やめろー!」
全員がそれを見て顔を青くした。
「いやぁすまん、子供の世話しかした事が無いから、どうしても赤ちゃん言葉になってしまうんだ」
ニヤケた顔でそう言ってやると、全員がガクブルし始めた。
「必要なのは魔王じゃなくて勇者だったんじゃないですか?」
「そうね、必要なのは勇者だったわ・・・」
そうして嫁達とシエルは羞恥にまみれて一日を過ごしたのだった。
その日の入浴時間の事だった。
動けるようになった嫁―ズ+1は、従者を引き連れて、入浴中の俺に襲撃を掛けて来た。
「魔王タカヤ!積年の恨み!ここで晴らしてくれる!者どもであえぇい!」
と言うアリーの可愛い声が聞こえて、服を脱いだメイド10人と嫁―ズ+1が風呂場に入ってくる。
「ぬぅ!何奴!?」
絶体絶命のピンチに置いて、場の雰囲気に合わせてしまう自分のあり方が恨めしい。
「観念しなさい、魔王!明日は貴方に羞恥を味わってもらうわ!」
「多勢に無勢とは卑怯なり!ぬ、ぬわーーーーー!!!」
揉みくちゃにされながらクリティカルヒットを連発し、ちぎっては投げ、ちぎっては投げと、大善戦を見せたが、流石は四天王と言えようか、その勢いも嫁―ズ+1を前に衰えて行った。
その後の事は良く覚えていないが、最後の一人、エルマが驚愕した顔で俺を見つめていた事だけは解った。
だから俺も、最後の言葉を残した。
「お、俺を倒しても、必ずや第二第三の俺が現れるであろう・・・」
気が付けばベッドに縛り付けられて、身動きが取れなかった。
まぁ、縛られてなくても下半身が言う事を効かず、立ち上がる事すらできないのだが。
「目が覚めましたか?」
「ああ、とりあえず解いてくれないか?」
「それは出来ない相談と言うものだ」
最初のコメントを投稿しよう!