他種族と交流しよう

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「んー、そろそろ人族と交流を始めて見ようか」 「唐突にどうしたのよ?」 「里に居た頃からの目標の一つをそろそろ成就させても良いかと思って」 少子化対策と、物資の調達とギルドと言う施設にも興味がある。 一度は加入しようと思った物だが、結局登録しないで終わってしまった。 「それじゃ、人側の国王に手紙を出しておくわね」 「頼む、あと、各里にもその旨を伝えておいてくれ」 「解ったわ」 自警団もしっかり機能しているし、そう簡単に攫ったりはされないだろう。 「随分と急に決めたな」 「まあな、ほら、俺も人族だしさ」 「何だ、人族が恋しくなったのか?」 「いや、むしろ滅びれば良いと思ってはいるが、エルフの王となった人族として、人族の良い所も見なきゃいかんなと、人族の領地にある物資とか、エルフは全面的に男性が不足しているから、男性の補給と、後ギルドの設置だ。このエルフ達には救済職がないから、失職した奴が路頭に迷ってしまう」 そこで一度言葉を区切り、紅茶を一口飲む。 「そこでギルドだ。冒険者と言う職業なら、ギルドに登録すれば誰でもなれる」 「なるほどな・・・」 「そこで一山当てるか、のたれ死ぬかは解らんが、堅実にやっていれば、普通程度に生活ができるとも、昔に聞いた事がある」 後は子供達に父親としてかっこいい所を見せたいと言う気持ちもある。 そして数日後、人族の王から手紙が帰ってきた。 何が狙いか等と書かれていたので、普通に物資と人員、それとギルドを設置したい旨を書いて送り返してやった。 数日後に届いた手紙には面会をしたいと書いてあった。 了承して、場所は人族の城、こちらは5人で伺うと伝えた。 「敵地よ?良いの?」 「別に構わないだろ、どこでやっても一緒だ」 後日、入門許可証を受け取り、人族の城に向けて出発した。 馬車での移動は初めてだったが、凄く揺れた。 「街道の整備と、馬車の揺れを軽減する仕組みを開発しよう。帰ったら絶対にやる、絶対最初にそれをやる」 「軟弱者め」 「仕方ないだろ、俺がいた所じゃ乗り物はもっと快適でスピードが出たんだ」 「へぇ、一度乗ってみたいですね」 と言う訳で、買いました。 アマ○ンで4百万程度で黒のハイ○ースバン・スーパー○Lとキャンピングトレーラー。 免許証何か持って無いけど、世界が違うから問題ない。
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