おーさまになってエルフを導こう

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「だ、そうだが、どうする?」 「タカヤが良いなら良いんじゃない?」 「私はぁ、別にぃ構わないわよぉ」 「一人占めしないのであれば、私も別に良いですよ」 と言う訳で4人目の嫁が出来た。 「エルフ国始まって以来の、国王誕生だな」 「え?俺国王になるの?」 「そりゃそうでしょ、姫様の旦那になるんだから」 そうか、王様になるのか・・・。 「王宮のリフォームだ!」 と言う訳で王宮をリフォームした。 住居一体型の大樹を囲むように2階建ての家を建てる。勿論鉄筋コンクリート製だ。 一回は王宮のメイドや執事等の従者の部屋と、食堂、大浴場、会議室、講堂を設置し、2階は俺達の寝室、俺達の個別の部屋兼執務室、子供達の部屋がある。全部一人部屋だ。 部屋ごとにトイレと風呂も設置されている。 そして謁見室と控室、宝物庫、宴会場は大樹の今まで使っていたスペースに収まった。 屋根は全面ソーラーパネルが設置され、各部屋にエアコンが設置された。 序に俺の部屋にはパソコンとプリンターが置いてある。ネットこそ繋げないが、仕事には十分使う事が出来る。 「後は何か必要な物は有るか?」 俺の隣で仁王立ちな姫様がそう尋ねて来た。 「ティアの愛の言葉が必要だな」 「むぅ・・・愛している」 「俺もだよ、ティア」 顔を赤くして、フンとそっぽを向く姫様を見て、くすっと笑う。 「まずは国王の仕事をして貰おうか」 「そう言うと思って昨日の内に済ませておいた」 予算案に目を通し、改善点を洗い出し、各里への設備投資予算決議案の作成。 特に俺の居た里は収入が大幅にアップしている。 後、巨乳エルフへの差別撤回を呼び掛ける書類の作成。 少子化に悩むエルフ達もこれで徐々に減って行くだろう。 農作物に対しての新規技術の開示と工業への支援も考えているが、それは来月以降だ。 「仕事が早いな」 「まずは予算案の改善から行こう」 毎月作物や鉱石、木材等を里から買い付ける。 鉱石や木材は一律の値段が決まっているらしいので、その6割で買い付け、通常価格で売り捌いた差額分を、税金として徴収する。 買い付けには上限を設ける。 その里独自の特産品等は、査察を行い値段を決定する。 とりあえずはそんなもんだろう。 「タカヤの里では全てを定数以上、用意できそうだが」 「予定では20年内に人族との交易も考えていたし」
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