奴の身の周り

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 太陽が登り出した頃私はいつも通り起き上がり、大きく伸びをして気づいた。  私は今、ベッドの上で寝ている……。 「おっ起きたか?」  そういい来たのはシャワー上がりの奴だった。 「こ、これはどういう?」 「ん? あぁ、先に起きたら隅で寝るおまえを見てここまで運んできたわけ。  にしてもおまえ、軽いな。それにちっこい」 「ちっこい言うな!これでも150はある」 「十分チビだよ」  そういい意地悪そうに笑うやつを見て腹をたたずにはいられない。 「ほら、なにをしてる。いくぞ?」 「へ? どこへ」 「どこって俺の書斎だが」 「こんな時間から?」 「あぁ、いろいろと調べたいのでな」  そういい、私は書斎へ向かうこいつの背中をこそこそとついていった。  慣れてるとはいえ同じ服を二日も着続けるのは精神的にキツイ。  変な臭いが出てないか気になりつつ奴の背中を追っていく。  会談を一つ降りて少し歩くと書斎についた。  奴がドアを開けるとともに私も入った。  この時、師匠みたいに胸が大きくなくてよかったっと思って悲しくなった。
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