おかしい関係。

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おかしい関係。

いつもの部屋に入る。 いつもと同じ、イクが僕を抱きしめる。 キスをくれない。 いつもと違う。 代わりにうなじを噛まれた。 チリっと痛みが走った。 イクは僕の服を脱がせる。 貧弱な僕の身体をイクは キレイと言ってくれる。 寂しかった僕をいつも支えてくれる。 イクに応えたい。 イクは体毛が無い。 腋の下も下生えも。 何も生えていない。 イク自身とても小ぶりで 精通がないらしい。 6年生の時、 イクが僕にそっと打ち明けてくれた。 イクは女の子にはもちろんモテたし 男の子にも人気があった。 でも 多分 コンプレックスで 誰とも付き合いたがらなかった。 僕をパートナーとして いつも隣りに 置くようになった。 弱い僕を支えてくれるイク。 いつか 捨てられるのかもしれない。 イクが僕を求めてくれる限り イクの側にいたい。 イクが僕自身を咥える。 僕の秘孔の中でイクの指が騒いでいる。 気持ちいい。 僕が果てる事でイクは精液を手に入れる。 イクに応えたい。 僕はイクの口の中で果てた。 イクにキスを強請った。 イクは瞼にキスをくれた。 僕の大好きな 舌を絡ませるキスはくれない。 イクは僕を抱きしめる。 イクの温もりを離したくなくて 僕自身とイクのを一纏めにして 擦り合わせる。 イクに少しでも気持ちよくなって欲しい…… 一緒に果てて欲しい…… イクもいつか僕から 離れるのかな……。 イクは朝まで僕を抱きしめてくれた。 男同士で 身内。 おかしい関係なのは 知っている。
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