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おかしい関係。
この関係が
おかしいのは
気付いている。
男同士で身内だ。
でも
こいつがいなければ
俺は壊れてしまいそうだ。
いつもの部屋に入る。
コウに逢えた俺は
どこか後ろめたい気持ちがあって
唇にキスが出来ない。
きっとミキは俺の変化に気付いただろう。
でも
何も言わない。
ミキの首筋にキスをする事で
いつもの自分を取り戻す。
ミキの細いうなじに噛み付き
キツく吸いあげる。
自分だってコウと会っていたくせに
ミキが編入生と一緒にいたのが悔しくて
ワザと俺の印をつけた。
ミキの服を脱がせる。
陶器みたいな白くキレイな裸体。
桜の花が舞うように
ミキの身体にも桜色のキスを降らせた。
「イクも服、脱いで?
僕の事、暖めて?」
「ん。」
俺は服を脱いだ。
俺が裸になるのは
ミキの前だけだ。
俺は
欠陥品だ。
「イク?抱いて?」
ミキの甘えた声に応えたい。
ミキの足を割って
内腿にしゃぶりつく。
腰を高くあげて
ミキの桃を揉みしだき
秘孔に舌を這わせた。
「あっ あぁ……」
ミキが俺の下で小さく啼く。
ミキ自身が反り返る。
ミキの秘孔に指を入れ
ミキ自身を咥える。
ミキはシーツを掴んで
キレイな顔を歪めている。
「ミキ、俺にちょうだい。」
「イク……いってもいい?」
ミキは我慢の限界のようだ。
「ミキ……ミキちょうだい。」
ミキは俺の口の中で果てた。
ミキの精液を手のひらに吐き出し
自分自身に塗りつけた。
「ミキ……」
果てたばかりのミキは
俺にキスを強請った。
「イク……僕を捨てないで……」
潤んだ瞳のミキ。
お前を捨てるなんて出来るはずないのに。
ミキを抱きしめて瞳にキスをした。
ミキは少し寂しそうに俺を見上げる。
ミキは何も言わない。
ミキは
自身と俺のを一纏めにして
上下に撫り始める。
ミキの息が荒くなる……。
登り詰めて行くミキが
愛おしい。
ミキが2度目の絶頂を迎え果てた。
ミキをキツく抱きしめる。
俺は
果てる事を
知らない。
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