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圭吾先輩と同じ高校に今日から通う。
4’s のメンバー全員が揃っている。
圭吾先輩から軽音部に誘われていてとっても楽しみだ。
昇降口に貼り出してある
クラス分けに目をやる。
E組 6番
教室に入り席に着く。
6番は窓側の一番後ろだ。
前の席、
机にうつ伏せていたヤツが振り返る。
「コウ?」
「えっ?」
「コウ。俺。」
そう言って右手でオレの頭をクシャっとした。
「イク?」
「うん。俺。」
何も考えられなくなり
俯くしかできなかった。
イクは
ただただ
オレの髪を優しく撫でてくれた。
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