◆6◆ 年下の男の子

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   「ああそう。そうですか。」  (カタク)ななマスターの態度に立ち上がる。 「いいわ。ここ以外でもお酒なんかいくらでも飲めるんだから。」  子どもっぽいことを言ってコートを手にして店を出た。  誰も追ってなどこないままに人通りの少ない地上に出た。 「はあぁ。。。ビールでも買って帰ろうかな。」  ため息を一つして歩き出す。 「はぁ~新しいお店、探さないと。」  最近、(コトゴト)くマスターに嫌われている。 「お店なんだから構わずお酒出してくれたっていいのに。」  文句を言いながら近くのコンビニの入り口に向かう。 「すみませ~ん、中に入りたいんでどいてもらえます?」  目の前に居る大きな身体2つに大人的常識行動を取る。 「いや~避けれないなぁ。」 「お店の入り口ですよ、お兄さんたち。入らせて、寒いんだから。」  やんわりと牽制する。   
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