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「ああそう。そうですか。」
頑ななマスターの態度に立ち上がる。
「いいわ。ここ以外でもお酒なんかいくらでも飲めるんだから。」
子どもっぽいことを言ってコートを手にして店を出た。
誰も追ってなどこないままに人通りの少ない地上に出た。
「はあぁ。。。ビールでも買って帰ろうかな。」
ため息を一つして歩き出す。
「はぁ~新しいお店、探さないと。」
最近、悉くマスターに嫌われている。
「お店なんだから構わずお酒出してくれたっていいのに。」
文句を言いながら近くのコンビニの入り口に向かう。
「すみませ~ん、中に入りたいんでどいてもらえます?」
目の前に居る大きな身体2つに大人的常識行動を取る。
「いや~避けれないなぁ。」
「お店の入り口ですよ、お兄さんたち。入らせて、寒いんだから。」
やんわりと牽制する。
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