◆6◆ 年下の男の子

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   「っ、ちょ・・・!!?」  男が後ろに回り紐で腕を縛ってきた。 「これで〝握ってる〟ことには、ならないよね?」 「ばっか、じゃないの!紐で縛ったってキツかったら意味ないでしょ。」 「煩いなぁ。口閉じちゃおうか。」  もう1人がすかさず間に割り込む。用意していたガムテープを取り出す。 「はっ、本気?よく考えなさいよ。」 「よく考えた結果がこれだよ。」  男たちの一瞬で判るほどの狂気に満ちた瞳。 「放しなさい。」  身体をよじりながら声を荒げた。 「ちゃんと、押さえてろ!」 「ちょっと、コンビニの前なんだから!カメラッ!防犯カメラに映ってるわよ!!」  男たちに対抗する術がなかった。その為コンビニの防犯カメラを味方にすよりなかった。 「チクショウ!」 「ほら、ね。解放してくれたら未遂よ。意味が判るわね?」   
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