アリとカマキリ
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「おはようございます。ベルを鳴らされたのは...。」 昨日のフロント係とは別の、かっぷくのいいカエルが、春香の斜め後ろに立っていた。 「私です。チェックアウトしたいんですけど、チェックインも済ませてなくて、どうすればいいですか?」 「では、あちらで手続きをお願いします。」 春香は立ち上がって、カエルの後についていく。アリとカマキリが気になり、振り返ってみたが、二匹はいなくなっていた。
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