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「生きて帰してもらえるだけで有り難いです。」 次の瞬間、春香は再び宙に浮く感覚に襲われた。 「ここでのことは全て忘れてしまいます。春にまたお会い...、お二人が、...するそうです。」 春香は凄い勢いで上昇し、支配人の言葉は途切れ途切れにしか聞こえなかった。そして、あっという間に暗闇に吸い込まれた。
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