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何も言わない私をただ見つめる輝。
そんな顔で見ないで…。
私も好きだよって言いたくなっちゃうよ?
「愛海は俺のことどう思う?」
輝からの不意な質問。
私はゆっくりと視線を上げた。
「どう?俺のこと嫌い?」
私は首を横に振って否定する。
「じゃあ、好き?」
その質問にどう答えて良いか分からず、再び視線を下げてしまった。
「好きじゃなくてもいいよ?俺と付き合ってよ」
輝の真剣な瞳と優しい言葉に、私の涙腺は再び熱を帯び始めた。
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