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「綺麗な髪…」
そうつぶやく私に、輝は微笑んだ。
柔らかい笑顔も、彼の魅力の一つだと思った。
輝を好きになるまで、そう時間はかからなかった。
とある日のお昼休み「…はぁ」とため息をつく私を見て、友達の玲奈が呆れ顔で言った。
「6回目」
「何が?」
何のことか。分からず、そう尋ねる私。
「お昼ご飯食べてる最中に、愛海が吐いたため息の数」
「えっ?」
そんなにため息吐いてた?
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