1 巡り合わせ

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「あ…あ…なたは、ゆっゆ幽霊!?」 精一杯声を振り絞った。 すると、そいつはバカにしたような笑いをうかべた。 本当にバカにしたように。 「馬鹿者!だから、神だと言っているだろう。」 そんなこと、現実であるのだろうか? 私は頭を抱え込む。 「俺は1度引き受けた願いは必ず守る。」 彼は淡々と、さも当然のことのように言った。 どうやら、あの願い事を叶えるつもりのようだ。 断ったのに。
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