2 一蓮托生

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2 一蓮托生

─────いつか出会うのだろうと思っていた。 いつかはここに来るのだろうと。 なぜなら、あいつがそう言っていたから。 だが、目の前にするとなんと言えばよいか、わからなかった。 ─そうだ。 少し威張ってみよう。 堂々と神様らしく見えるように。 どんな時も俺の指標だったあいつのように。 ─もう会えないあいつのために。
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