1 巡り合わせ

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その道は、周りが木々に囲まれているせいか、野鳥の声が聞こえてくる。 どんな鳥だろう? 上を見ながら、歩いていると、だんだんと傾斜になってきた。 少しキツい。 そして、 「わあ!きれいな桜!」 道が終わると、そこには大きな桜の木が腕を広げて立っていた。 今まで見たこともないような妖艶で華麗な花。 幹も一本一本が立派でまるで生きているよう。 もしかすると、本当に生きているのかもしれない。 この世のものとは思えなかった。
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