暁君の婚約者!?

3/44
688人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
朝5時。 早く起きてベッドからすり抜ける。 せめて大学まで一人で行こう。 昼には勝手に現れるし。 常に暁君が傍に居るこの状況がいけないと思うんだ。 少しは暁君から離れなきゃ! 無事、家からは出た。 その後、大学近くの24時間営業のファーストフード店に入って朝御飯。 窓際に座ろうと思ったけれど、暁君に見つかってしまうのではないかと恐れた私は、一番奥の縁の席で道路側の窓に背中を向ける形で椅子に座り、こっそりと朝御飯を食べる。 食べてからふーっと休憩するも、今はまだ朝の7時前。 この後、大学行ったら暁君、現れるだろうな…… どうしよう。 ……。 ……………あれ? 今、視線を感じた……。 まさか、暁君!? そう思い私は勢いよく振り向く。 だが誰も居ない。 机と椅子が並んでいるだけ。 気のせい……?
/206ページ

最初のコメントを投稿しよう!