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私達は顔を合わせるとお互い目を見開いた。
振り返った先に居たのは暁君じゃ無かった。
見たことないくるくるカールな茶髪のロングヘアで、見た目は可愛らしい女性。
その見たことも無い見知らぬ人物は、突然私を思いっきり鋭い目付きで睨みつけ始めた。
「暁と離婚しなさい!」
え?
突然飛んできた言葉に私はポカーン。
暁君と離婚しろって、どういうこと……?
というかそれ以前に、
「あの、どちら様ですか……?」
「暁は私の婚約者よ!」
へ。
私は更にポカーン。
「だから離婚しなさい!私の暁を奪う女狐め!」
ずっと敵意剥き出しの彼女。
それよりも、暁君の婚約者ってどういうこと!?
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