暁君、熱を出す

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インターホンが鳴り出てみると、第二ストーカーの茉奈ちゃんだった。 私が出てこないから心配になってインターホンを押し、しかも出てきた私が未だパジャマ姿だったから更に不安げな顔になったが、 「暁君が熱を出したの」 「なんだそんなこと。それなら学校に行こ」 一瞬で笑顔になった。 皆、暁君には冷たい。 「暁君、動けない程重症なの……だから今日は大学休むね」 「分かった。手伝ってあげる」 茉奈ちゃんもお粥作りを手伝ってくれることになった。 「あら?貴女バーベキューに居たわね」 「おはようございます。ひよとは幼馴染です。私も手伝います、変態男のためなのは気に食わないですが」 「あら?貴女とは気が合いそう」 すると二人は何故かニコニコと気味が悪いくらいの笑顔で見つめあう二人。 「ひよりちゃん、鍋どこかな?取ってくれる?」 「あ、了解」 どうしたのだろうと思ったが、明ちゃんに指示を受けたので返事を返した。 私は料理は出来ないが暁君の補佐はするので場所は把握している。
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