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「お前らは俺を更に悪化させる気か?それともあれか?俺の報復を受けたいのか?お前らドMだったのか?」
暁君が目を細めて言うと、
「「すいませんでした」」
声を揃えて謝る二人。
「お前ら、帰れ」
暁君は地を這うような声を放つ。
不穏な空気。
「私が作る!暁君のご飯も!だから喧嘩しないで!」
私は明ちゃんと茉奈ちゃんの前に手を広げて立つ。
すると目を見開く暁君。
「ひよ……こう言っちゃ悪いけど、変態、もっと悪化しちゃうよ……?いや、私は良いんだけどもさ」
背中からはもごもごしたような声の茉奈ちゃん。
「え?ひよりちゃんの御飯、致命的なの?」
「ひよの気持ちは嬉しいよ。ひよの御飯を食べてみたいけど、ケガでもしたら危ないから心配しないで。それにもうすぐ来るから」
暁君が私に言った。
「え?もうすぐ来る?」
『ピンポーン!』
その時、インターホン。
「暁様ーーー!!!」
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