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「分からないのは…輝の方だよ…」
溢れる思いを沈めつつ、私は必死に言葉を紡いだ。
「分からないのは、輝の方。最近、いつも他の女の子と一緒にいるよね…?」
「それは、友達だし…」
「うん。分かってるよ。でも、不安だよ…」
言っちゃってから、少し後悔した。
絶対重いやつだって思われた。
しかし、私の口は止まることを知らなかった。
「分かるよ?輝の気持ち。さすがに、こんな汚い身体の女と付き合ってるのきついよね」
「はぁ?そんなこと…」
輝が言葉を発しようとしたけど、私はそれを遮った。
「だから、他の可愛い子と一緒にいるんでしょ?だから、私に触れてくれないんでしょ?」
行ってしまったら、ここ数日の思いが溢れ出してしまった。
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