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少しして圭吾が戻ってきた。 「愛海は、いつもそこ座るよな」 さっきは、一瞬圭吾の表情が曇っていたように感じたけど、それは私の気のせいだったようだ。 圭吾は相変わらずの優しい笑顔を私に向けた。 「えっ?そうかもね」 そのせいもあり、私は安心しきっていた。 「あっ、ゲームやろぜ」 そう言って、テーブルの下に適当に置かれていたゲームを取り出した。
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