愛してるの言葉を…第三話 社会人一年目

社会人一年目

そして次の日。

私たちは恵比寿駅で待ち合わせして、レストランへと入った。

「久しぶり…」

「あぁ…。久しぶり」

一か月ぶりの輝は、少し前髪が伸びていた。

着席して早々、シャンパンとコース料理を注文した。

料理が来るまで、お互いの仕事の話しなど他愛もない話しをしていた。

ほどなくして、シャンパンと料理が運ばれてきた。

料理を頬張りながら、輝は何か言いたげな表情を浮かべていた。