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俺は痛みに悶絶して床に俯いた。
「お前! お前! 今、レート2000超えるところの瀬戸際だったのに何してくれとんじゃぁ!」
水菜は凄みを効かせて俺に対して怒鳴り散らしてきた。
「お前が学校さぼってゲームずっとしているからだろうが!」
「しょうがないだろ! 今日は特別なイベントがあったんだから! 休むしかないじゃん!」
あまり強くない力で俺の肩を殴ってきた。
痛い......股間が......
男の股間を攻撃するなんて、例え特撮に出てくる外道な敵ですらやらないことだぞ!
「お、お前、人の股間を......」
必死で俺はこいつがどんな卑劣な行為を行ったのかを訴えようとした
「いいから出ていけー!」
全く聞く耳を持たない。
ガンガン、俺の尻を蹴ってきた。
股間に痛みが響く。俺はとりあえず水菜の部屋から出ることにした。
あいつ......いつか......覚えてろよ......
五分ほどリビングで蹲っていたらだんだんと痛みが引いていた。
しかし、あいつはかなりの重傷だ。末期だ。ゲーム中毒者だ。
いや、ゲーム病だ! アイワナビリーブ。
ちょっと、違うか。
ゲームにのめり込み過ぎて、日常生活に支障が出ている。
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