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すぐさま水菜はオムライスを食した。
「いただきます」
俺も自分で作ったオムライスを食べることにした。
「うーん、ちょっと塩味が足りなくない?」
水菜が俺のオムライスに文句を言ってきやがった。
舌がお子様なんだ。お前は。
「塩分控え目にしたからな」
「もっとしょっぱいほうがいい」
「体に悪いぞ」
全く。毎日、ポテチとか食ってるから舌が麻痺したんじゃないだろうな。
「なぁ、水菜。お前が欲しいゲームってあるか?」
すると、水菜が目を輝かせた。
「うん、あるよ! 『リアルファイターズ』ってやつ! 何、買ってくれるの?」
「買わん買わん。ただ、聞いてみたかっただけだ」
すると、水菜はシュンとした。
「なんだ、買わないのか......なら聞くなよ」
夕食を食べ終えた水菜は食器すら洗い場に下げずに部屋へと舞い戻った。
やれやれ、誰に似たんだが。
やっぱ母さんなのかな? 俺は記憶がないが。
食器を洗い終えた後、リアルファイターズについてスマホで検索した。
どうやら、このゲームは今はやりのVRゲームのようだ。
開発元はどうやらRSFラボという超最先端研究所というところらしかった。
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