雪のおでん

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「まぁ、いいか。ふぁー、寝ちゃおう」 彼はそのまま一面に広がる雪の上で眠ってしまったようだ。私が声をかけたら、「あの世に逝くから逝きのおでんなのか」と呟いていた。だからこそお酒なんか勧められたら十分気を付けてもらいたい。おでん屋はいつでもあなたを狙っているのだから。
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