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「……ところでノーマン。お前何しに来たんだよ」
「え?おおそうだった!2人に伝言預かってたんだよ」
「誰から?」
ノーマンの話を聞いてすぐに尋ねるシャロン。
★
組織内の廊下。
そこで1人の女性がクリップボードを持ちながらメンバーの報告を聞いていた。
「分かりました。任務のご報告ありがとうございました。本日は以上ですのでしっかりと休息を取って下さい。大変お疲れ様でした」
その後女性とメンバーは別れる。
そして女性が1人で廊下を歩いていたその時だった。
「あら、ロイにシャロンちゃん」
「おいっすメアリー」
「メアリーさん、お疲れ様です」
ロイは軽く手を振り、シャロンは彼女に向けてお辞儀をする。
彼女はメアリー・アイワークス。
組織が管理している任務等をメンバーに言い渡すのが主な仕事。
そしてロイの姉である。
メアリーはすぐに2人に歩み寄る。
「待ってたわよ、2人とも。でもここだと少しあれだから、付いてきて」
「どうしたんだよ……もしかして任務か?」
嬉しそうに尋ねるロイに対してメアリーはにっこりと笑顔で返す。
「ご名答。だから大人しく付いてきてね」
「よっしゃ!」
喜んでメアリーの後を付いていくロイ。
一方、シャロンは不安そうな表情を浮かべた。
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