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「はい、そう思います」
素っ気ないほどの端的な返事だったが、
逆に私は修平さんらしいなと思った。
『お義父さんは素晴らしい考えをお持ちだ!』
なんて褒めたりしないところが、この人らしい。
ソファに浅く座っていたはずの彼が、
いつの間にか深く座り直していて。
定規を入れたみたいに真っ直ぐだった背中も、
心なしか丸みを帯びた頃に弟が帰って来た。
「ただいまー…ん?おおっ、初めまして!
弟の慎也です。遅れて申し訳ありません」
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