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「雅。雅、怖い……し、恥ずかしい」
「でも、ちゃんとしないと彩が痛いから」
目を閉じても、四つ這いになった僕の後ろでグチュっと鳴るのは聞こえるし、雅の独り言は僕を羞恥の極みに追い上げていく。
「彩のお尻って、柔らかい……」とか、「指を締め付けてきて、ヤバい」とか、そんなことは心の中で言って欲しい。
「あっ、そこ……」
「ここ? ここがいいの?」
「や、やだ……」
「嫌なの?」
嫌だって言ってるのに、雅はゴリゴリとそこを押してくる。
「雅っ、どうして――」
「だって、彩のこここんなに元気になってるから……」
「あっ、あんっ! やだ――っ」
こんな女みたいな声、どうして僕の口から出てくるのかわからない。
嫌だって言ってるのに、止めてくれない雅に酷いと言うつもりで振り向いて、後悔した。だめだ、これは言っても聞いてくれないだろう。
「どうしたの?」
振り向いたのに気付いた雅の股間に、僕が聞きたいよ。『どうしたの? ソレ』って。
「もう、いいよ。挿れて?」
止めてとも言えないくらいに育ったそれが、うんと上下に頷いた。
「でも、まだもっと慣らさないとっ!」
まだ理性は残ってたみたいだ、良かった。もう駄目かと思うような顔をしてたから心配したのだけど。
「それ、辛くないの?」
「辛い……」
情けない顔の雅に笑いが込みあがる。
「ふふっ、じゃあそれ擦って抜いてあげようか?」
提案してみたら、雅は僕が思ってもみなかったことを言った。
「僕のお腹に乗って、擦ってくれる?」
お腹に乗って擦るって、随分変な注文だなと思っていたら、雅は僕のお尻を突き出させて解し始めた。
「まっ、待って! これじゃっあ、ああっ。落ち着いて触れっない……!」
お腹に乗っていたはずなのに、雅は胸元まで僕のお尻を移動させていた。
「んっ! 気持ちいいよ、彩……」
興奮している雅のソレを指で擦ると、僕と同じように快感の声をあげるから僕も段々と気持ちよくなってしまう。どこが気持ちいいんだっけ? 自慰をしたときに自分の好きだった場所を探していたんだけど、何だかお尻が変な感じになってきたような気がする。
「二本なら、余裕になってきた」
余裕なんてない、僕は一杯一杯で、雅のソレだってもう限界に近い。
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