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「ああっ!」
「うわっ!」
さっきより太いものが入ってきて、それに驚いた僕は、雅のそれをギュッっと握りしめてしまった。
「ご、ごめん……」
「う、ううん……。僕もいきなり増やしてごめんね」
絶対雅のほうが痛かっただろうに、そう言って謝る雅の顔を見たら、少し涙が滲んでいた。どうしよう、少しだけ雅のソレが元気をなくしてしまった。
「雅……」
思い切って、雅のソレに唇を寄せた。
「あ、彩――っ?」
「変な味……」
舌でペロペロと舐めたら、一気に雅のソレは復活した。
「彩、そんなことしなくていいっ」
焦ったような雅の声に、楽しくなってきた。
「雅だってやったじゃないか」
風邪をひいたとき、夢の中の出来事かと思ったけど、あれは気持ちよかった。
「でもっ、我慢出来なくなる」
「あっ!」
僕の意識を逸らそうとしてか、雅がビクビクと震えながらも、僕のお尻を解す。
どちらも言うことを聞かず、少し意地のようになってしまった。
「僕、降参……」
僕のお尻に指を押し込めて、グイグイと推す様子は、まるで僕の中に射精しようとしているかのようだった。雅の声は、熱を帯びている。クスッと笑いながら、僕は雅のものを受け止めた。
「ああっ――!」
中々聞けない雅の切羽詰まった声に、僕ももう引けないところまできていた。
しばらく動けなかった雅が、背筋で起き上がると、今まで指を入れていた僕のお尻に口付けた。
「もう、無理。早く挿りたい……」
「げ、元気だね……」
流石に二回達ってるから、もう満足するかと思っていたのだけど、雅のソレは、もう元気になっていた。
今、抜いた意味ってあったんだろうか……。
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