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ふっ、と困ったように伊原が笑う。
「マキの、そういう色っぽい顔見るのも久しぶりだ」
「えっ……?」
今、自分はどんな顔をしていただろう?
伊原が指の動きを再開させたことで、すぐにそんな事を考える余裕はなくなった。
「んっ……んん」
伊原は槇が途中で根を上げそうになるほど丁寧にそこを解すと、猛々しく昂ぶったもので槇を貫いた。
ぽたりぽたり、と槇を組み敷いた伊原の身体から汗が滴り落ちる。激しく求められていると思うことで、快感がより深まる。伊原が自分を求めてくれることを、槇は幸福に感じた。
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