受精卵から魚

神様は不老不死

研究所の研究結果、仏様や神様達は不老不死でした。

人類はこの日神様の血液に注目、不老不死の因を究明しようとして、神様の左脇から血液を採取した。

今ほとばしる血液の中に、神様の秘密があるのだ～

人類は興奮しつつ採血を終えた。

このセンター内研究室の中には数々の実験道具があるのだ～

その内の一つの長い綿棒を取り出し、その先に一滴の血を垂らす。

次の機械にそれを投入し、しばらく時間を置く。

血からは果たして～不老不死菌が発見された。

これを培養して、試験豚に移植する。

豚は進化の最後に近い位置での遺伝子を、不老不死菌に染めてプリントを終え、立派な食料豚になった。

不老不死菌には進化を助成する働きもあるのだ。

人類はここで迷った。

神様みたいな不老不死より進化をしてみたい。

それは神様を越える行為だから、まぶしくも見つめていたい真理だから。

神様を越えていいのか。

仏様に辿れるのなら、進化してみたい。

人類は頭(こうべ)を上げて、不老不死菌を自らに移植した。

しばしお待ちを。

そして人類は仏様へ進化した。

性別はあるいは男、あるいは女。