ドアの向こう

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そして…… 和花奈の一言目が衝撃だった。 「いつからいたの?」 …………というか、この状況であやまりもしないのかよ。 まずそれかよ。 「おまえたちがベットでヤッテいる時から」 和花奈はいらっとしたように毛布に包まりながら、長い爪を噛む。 「なんで、それで、黙っているのよ。やっぱり、あたしに愛がないからでしょ!!!」 なんで逆ギレ? オレが被害者でしょうが…… 「出て行って!」 売り言葉に買い言葉で 「ああ、出て行くよ」 白い肩から落ちた毛布をかけ直しながら、そっけなく言う。 「荷物はまとめて!送りきれない分は後で送るから!」 こうして……オレは追い出された。
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