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志郎「興味があるんだ?」
貴、大きくうなずく「うんうん」
志郎「エリートになりたいのか?」
貴「違う、趣味」
志郎「趣味?」
貴「僕は、岡本貴、でもオカルトのタカと呼ばれてる。この秀麗館高校のオカルト研究部の部長候補」
志郎「オカルトの・・バカ」
貴「あ、君、オカルトをバカにしているでしょ」
志郎はっきりと言う「うん」
貴、志郎に指を突きつけて決めポース「ああ、志郎君、君は勘違いしている。オカルトは、世にも不思議な出来事の隠された原因を究明し、世界に貢献する、すばらしい学問なんだからね。ああ、世界は、なんと不思議に満ち満ちているのだろうか(うるうる目で、指を組んで祈るように言う)」
志郎「ただの勘違いだと思うが・・」
貴、名詞を差し出す「はい、名刺」
名刺:岡村貴、ローマ字表記、OKAKENの文字、携帯電話番号など
志郎、名刺を見て言う「OKAKEN?」
貴「かっこいいでしょ?どう、興味ない?」
志郎「ない。部の名前をローマ字にして、いきがるなよ」
貴「そんなこといわないでさ~」
志郎「部員勧誘ならお断りだよ」
貴「いや、教えて欲しいだけだよ~どんな修行するの?」
志郎「修法。明陰道(みょうおんどう)では、そう呼ぶ」
貴「陰陽道?」
志郎「明陰道」
貴「怪しげ~、萌える~~~何、明陰道って」
志郎「一言ではいえない、特に部外者にはね。元々、東天は明陰道の学校だから」
貴「そんなこと、あるの?」
志郎「何か?世間には仏教系とか、キリスト教系とか、あるだろ?」
貴「そうなんだ。初耳。知らなかった」
志郎「まあ、秘密主義というわけでもないけど、君みたいなオカルト好きなオタクに興味本位でつつかれたくないから、学園もマスコミ取材も受けない方針みたいだね」
貴「そういえば、付属の小中学校があったね。幼稚園もか。大学は?」
志郎「いずれ、できるかもな、俺は知らないが」
貴「君たちが賢いの、その修法のおかげなの?」
志郎「企業秘密」
貴「そうなんだ、で、どういうことするの?」
志郎「おいおい・・」
貴「教えてよ、志郎君」
ぺと:貴の額に護符をつける
貴「あ・・」
ど~~ん!空間に肉感的な美女の裸身
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