明陰の志郎

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ど~~ん!貴の股間、反応する  ぶぶ~!!鼻血を噴出す貴  それを、見る志郎  志郎「あ、間違えた、こっち」  しゅた、護符を張り替える  ずおおおおおん!  志郎の背後に、無数の君の悪い亡霊の群れ  志郎「貴、この学校が巷で”幽霊館”高校と呼ばれているのは、知っているよね」 ②  貴、額に護符をつけたまま。床にへたり込んで言う「な、なんだ、これ」  志郎、冷静に言う「君が、亡霊を見たいだろうと思ってね」  貴、亡霊が、まとわりついてきて、動けない「わ、わ・・わ~」  ひゅた、志郎、貴の護符をすばやく取る  貴、目の泳いでいるままに、志郎に問う「な、なに、今のは」  志郎「これが、君が見たがっている、世界の真実とかってものさ。俺にまとわり就くと、また、見ることになるぜ。いやなら、俺に近づくな」  貴、目を輝かせて言う。「わんだほ~~~!」(1ページ独占?)  志郎、驚く「なんだ、それ」  貴、一方的に志郎の手を握って言う。「すばらしい!」  貴、志郎に顔を近づけて言う。「その護符をつけると、護符だよね。護符をつけると、亡霊とか見えるのかい、すごい。なんか、すごい修行をしないと、ああいうものは見えないものとあきらめていたんだ」  志郎「催眠術だとか、考えないのか、おまえ?」  貴「それじゃあ、つまらないでしょう?」  志郎「つまらないって・・・あきれたな」  貴「そうかなあ。それくらいの根性がないと、この幽霊館高校じゃ、やっていけないよ。この高校じゃ、亡霊を見る人間、何人もいるのに、僕は見れなかった」  貴、一方的に志郎の手を握って振り回す「気にしていたんだよ。でも、今日、君が、その憂いを取り除いてくれたんだ、感謝、感謝!」  貴、ニヤリと笑う「で・・」  貴、志郎の手を握ったまま、走り出す  志郎、と惑って言う「ど、どこに行くんだ、タカ」  貴、スケベ中年親父みたいな顔で笑いながら言う「いいから、いいから、悪いようにはしないから。怖がらなくていいんだよ、グフフフ」  志郎「おいおい、なんだよ、おまえ」  貴「じゃじゃ~ん、ようこそ、ここがOKAKEN部室だあ!」  いわゆるのオカルト愛好家の巣窟候の雑然とした部屋。UFOの模型、エイリアンの胸像、心霊写真、オカルト映画ポスターなどなど
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