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志郎「別に、興味ない」
志郎、OKAKENのある校舎の外に出る。学校の中で”窓際”だと一目でわかる、一番端っこ。使われていないさびた備品などが放置されている。焼却炉もある
水戸晶子、そこに居合わせる。ただし、遠目に見る位置。晶子「あ、江戸崎君、ここにいたのね」
じゃり・・
三人の運動部系男子生徒が志郎の前に立ちはだかる
悪相、害意満々。手にバットとか持っている。
男子生徒A「おめえが、新入りか、話があるんだけどな」
③
志郎の前に立ちはだかる3人の男子生徒
生徒A「おめえが、新入りか、話があるんだけどな」
志郎「そうですか、僕には、ないですけど、別に」
生徒B「な・・」
志郎「そこ、どいてくれますか、教室に戻るので」
生徒C「そうはいかない。ここに、何をしに来た?」
志郎「別に、勉強をしに来ました。ここは学校でしょ?」
生徒B、懐からナイフを出す「教えろよ、おまえ」
水戸晶子、それを目撃する
生徒B、ナイフを志郎の腹に突きつけて言う「おとなしくこたえないと、腹に穴が開くぜ」
晶子おもわず叫ぶ「あなたたち、何をしているの!」
ぶす!
生徒B薄笑い「おっと・・刺しちまった」
腹にナイフを突き立てられた志郎、呆然と立っている
晶子悲鳴「きゃああ!」
生徒C「おやおや、誰かと思えば、水戸先生じゃないですか、こんなところで、何をしているんですか」
生徒A、好色そうに、晶子の体を眺める「こんな寂しいところで・・いけないなあ」
生徒C「そうそう、先生みたいな美人は、昼日中でも、こんな場所を歩いたらいけませんよ」
生徒B「そうでなくても、グラマーな先生を狙っている悪いやつは、いくらでもいるんですから」
生徒A「それとも、そういうのを期待して、ここに来ているのかな」
生徒C「夜の一人寝は、さびしいわ~とか」
3人、晶子に近づいていく
志郎、がくりと膝を折る
しかし、途中で、姿が消え、ナイフが地面に落ちる。風に飛ぶ、人型の紙。腹に穴が開いている
晶子「え、なに、あれは・・」
志郎「俺に用があったんじゃないのかい、先輩方」
生徒B「きさま、生きていたのか?」
志郎「驚くなよ。あの程度のことで、だまされるなんて、おまえ達、小物だな」
生徒達「うるせえ、こんどこそ、止めを」
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