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九条が敵に追われて、
こっちに向かって走ってくる!
「ゴメ~ン!」
「そのまま走り抜けろっ!」
俺は九条とすれ違うように、
敵に向かって行く。
正面の男が、
木刀を降り下ろしてくる!
俺は魔剣を振るい、
それを払ったのだが、
次の一撃が打てない!
敵の数が多い!
次から次へと降り下ろされる、
敵の木刀を振り払うのがやっとだ!
防戦一方のまま、
敵に囲まれてしまう!
負ける・・・。
しかし、少なくとも二人は倒す!
俺がそう覚悟を決めた時、
「オラァッ!」
敵の輪をぶち破り、
助けに入って来たのは・・・。
意外にも又木寿人だった。
敵が動揺した隙に、
前の敵に一撃を食らわせる!
「スマン、助かった!」
「まだ行けるか?」
「ああ、無論だ。」
「なぁ守屋。」
「何だ?」
「誰かを守るケンカってのも、
良いもんだな。」
「フッ・・・、
嬉しい事を言ってくれる。」
「そんじゃ、行くぞっ!」
「頼りにしてますよ寿人さん。」
「さん付けなんて、気持ち悪いな!」
俺達は敵に突っ込んで行った。
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