幸せを願って

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柔らかく降り注いだ光が2人を照らす。 これからの2人の人生に僕は幸せを祈った。 僕が妻と出会えて幸せだったように、彼らにも幸せがたくさん訪れます様に。 暖かな祝福が教会に満ち溢れる。 式はとても素敵なものだった。 あとは披露宴。 僕は娘に手紙を読む。 これを書きながら、思い出を振り返って何度も胸がいっぱいになった。 涙せずに読む自信がないなあ。 シャツの上からペンダントに触れる。 いつの間にかお守りになったそれは、僕の心を落ち着けてくれた。 君が魔法でもかけてくれたんだろうか。 君なら、そんなことも容易く出来てしまう気がするよ。
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