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流石に自覚している根暗君すらも聞きながら心でキレるばかりだ。
また意味不明な質問かよ。
そして俺の名前は根暗じゃなくて根倉!!
てのは冗談として、名前はこいつに教えたくないからスルーしよう。
「根暗っていうわけではない。
髪も前髪も長いのは家出るの面倒だし?ただそれだけ。」
根暗君は開き直ったのか、自慢にもならないことを、自慢するかのように、堂々と言ってのける。
「うーん?分からないなぁ。
とりあえず根暗ってわけではないんだねー?」
学園アイドル君は、聞いたにもかかわらず、興味なさそうに返事をする。
が、しかし学園アイドル君になぜか壁ドンされてる。
根暗君の表情が、性別はどうでも良いけど、いくら学園アイドル君が人気で、イケメンだとしても、タイプでもないし、壁ドンなんかされたくない、と思っている不機嫌面だ。
学園アイドル君が根暗君を壁ドンして数分がたった。
五分くらい経ったような気がするけど、なぜずっと壁ドン?
しっかし、なんか数分前から学園アイドル君の後ろに魔法陣が見えるなぁ...。
きっと気のせいだな。
こいつがキモい体制でずっと話しかけてくるからとうとう幻覚まで...。ハハ!
根暗君は現実逃避をしていると、学園アイドル君からなぜか聞き捨てならない言葉が飛んできた。
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