国王様と騎士帝

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「なんか神で良いです。 神カッコイー。 うん...。」 「まあ事実ケントは神だし。」 ニコラスが言うとその話題に食いついてきたユリウス。 ワクワクと表情を変えニッコニコで見つめてくる。 「え? ケント君神なの?」 何に期待しているのかすごくニッコニコの笑顔だ。 「勇者と同じ世界から来て勇者は城に召喚されたけど、俺は天界に召喚されて実は両親神だったーって言われました。」 「あぁー。だから結界が張ってあるって言うのにあんな芸当してみせたのか。 妙に暖かくて優しい感じで神なら納得だね。 じゃあ神帝でいいね。 申請しとくよ。 ローブ作ったら渡すね。 何色がいいかな。」 「え、ユリウスさん金はやめてくださいね?」 「わかってるわかってる。 ニコラスとウェンリーはなんかローブの色の案ないかな? 背中に入っている刺繍のルナタニア国のマークは金だからそれに合うやつか、ケント君又は神帝に合う色でもいいよ。 ちなみにケント君に言うけど、ローブの色はみんな違うんだよね。 と言っても全帝は真っ黒だけど、炎帝は朱色をギリギリまで黒に近づけた色とか、ベースは黒だから目立たないようにね。でも見た瞬間何帝か分かるようにぱっとみ黒に見えるけど、ちゃんと見ると水色だったりしてるんだよ。 帝までになると魔力と魔力オーラで分かるようになると思うけど、一般人は分からない人のほうが多いからね。 全帝黒、闇帝紫、光帝黄、炎帝朱、火帝赤、水帝水、雷帝オレンジ、土帝茶、風帝緑、騎士帝青。 こんな感じなんだけど何色がいいかな?」 ユリウスは、ケント以外の二人に問いかけ、二人が考えている間にケントに簡潔に色の説明をする。 少し時間が経過した後ニコラスが案を提案するために口を開く。 「ピンクとか?」 「ピンクか...。似合うとは思うけどケント君はどう思う?」 「特に何色か気にしません。 お好きにどうぞ。 なんか考えるのも面倒くさいです。」 「俺は、あえての真っ白もいいと思うが。 まあ目立ちそうだがな。」
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