国王様と騎士帝

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「ケント君は、ピンクと白どっちが良いかな?」 「二択ですか。 どっちでもいいけど黒いピンクなぁー。 あえての真っ白で良いとは思いますけど。 全帝のニコラスと色違いのおそろいぽくて白のほうが良いかなとは思います!」 ユリウスに返事をしながらも後半にニコラスにニコッと照れ笑いをする。 三人はそれを見て可愛いぃ~と思いながら抱き着きたい衝動を抑え誤魔化すように話し始めた。 「し、白ね。 格好良く作ってもらえるよう頼んでおくよ。 白は目立つし狙われそうだから、強くなれよ。 って言っても理解したら何でもできそうだなケント君は。 ケント君はどこに住むのかな。 と聞きたいところだが、あれだろ、門番のジョンに聞かれたあの土地は君が聞いたのだろう? 家はどうするんだい?」 マントの話が落ち着いた頃そう言えばと思い出したのか、ジョンからの質問を実は疑問に思っていたらしい。 ニコラスとケントは頷き、ケントが疑問に答えるように話し出す。 「そうです。 家は自分で創造魔法を使って作ろうと思っています。 ユリウスさんもウェンリーさんも遊びに来てくださいね。ユリウスさんは狙われると俺の家が大破しそうなのでバレないよう遊びに来てください。」 ユリウスはケントが言った言葉にそこかよと大笑いしながら他の二人を見ると二人はユリウスに向かってフッと鼻で笑いどんまいと言った。 「尾行されてるときは来ないでくださいね。 じゃないと俺がキレて腐男子としてユナと一緒にボーイズラブ的拷問をしちゃうかもです。 生きてるのが嫌になるのが先か、墜ちるのが先か...。はたまた快楽に呑まれるのが先か。 腐フフ。」 ニタァっと黒い笑みを浮かべ眼前にいる三人を見たケントを見て、三人は身震いをブルッとする。 そして、ユナの方が鬼畜と判断した三人は気をつけよう...、腐的な絡みでは絶対に逆らわない事を決意するのだった。
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