国王様と騎士帝

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「(ありがとうございます! ぜひその意見採用させてください。)」 そう言い次にケントはシンに念話を送る。 「(シンさん突然念話してすみません。 ニコラスに意地悪するというか、しっとさせるために力貸してくれませんか? ジョンさんには許可もらいました。 キスとエッチな事はしないならとのことです。 ジョンさんからの意見でシンさんの膝の上に乗るということでした。 俺的には膝枕するとか抱きしめるとかそんな感じにほわぁーんとお願いしたいんですけど。 あ。ニコラスとはさっき付き合い始めました。)」 「(フッ、おもしれぇーな。 ニコラスの慌てるのはほとんど見たことがねぇからいい機会かもしれんなぁ。 あいつも一応全帝だしな。 よし、とりあえずぎゅーって抱きしめてやろうか、こっちに来い。)」 シンはそう言い念話をしながら来い来いと手招きをした。 それに疑問をぶつけるようにわざと、俺ですか?とケントは自分に指を指し、立ち上がってシンの前まで行き目の前に立った。 そうすると、シンは向かい側に座っているニコラスに向かってニヤッと笑いケントの腕を引く。 ケントはバランスを崩しシンの胸になだれ込んだ。 それをぱっと抱きしめニコラスに聞こえるようケントに話しかけた。 そんな事をしてるのを見て、このいたずらを知っているジョンと、血が登っていなく察したウェンリーとユリウスは笑いをこらえるのとニヤニヤと表情が崩れるのを堪えるように顔を反らせる。 しかし嫉妬で頭に血が上っているニコラスにはいたずらだと気づいていない。 「ケントお前いい匂いするな。 フローラルな香りがする。」 そうするとちょっと照れ笑いをしてケントはわざとニコラスに見せつけるように答える。 ちょっと小悪魔のようだ...。 「何時間か前までお花畑にいたからでしょうか?」 「どうだろう。 体臭じゃないのか? まあどちらにせよいい匂いだ。」
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