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「はは。
ありがとうございます。
...。
あの、また勇者ぽいやつ近づいて来てませんか?」
ニコラスの嫉妬を見るために、ケントがシンの膝の上に乗って抱きしめられた状態で二人でそれっぽい話をしていたが、
再び面倒な魔力を感じ取り、魔力を感じた方向を見た。
「勇者が来た方向、付近にいた人によると両手に花だったそうだ。
面食い学生落ちたらしい。
どうにかあの二人と実力のある人と入れ替えたいな。
なあ。ケント、学校行くことになったし強くていい子を探して勧誘しといてくれると助かる。
とりあえず目の前にある厄介事片付けなければならないが、どうするかだ。」
勇者の魔力を感じた瞬間に付近にいそうな騎士や、メイド・執事(使用人)に念話を送って聞いていたらしい。
ウェンリーと話すにあたってみんなウェンリーを見て話を聞く体制になっていた。
勧誘等は良いとして、勇者をどう対処するか、勇者に落ちた面食い帝をどうするかと。
そもそも勇者を何故召喚したのかが問題なのだが、まずそこはスルーの方向で行くようだ。
「俺が行けば解決しそうだけど、俺はまとわり付いてる女子からいじめられた経験があるんで嫌です。
だから勇者の前に俺を放り込む作戦は無しでお願いします。
うーん。いいこと思いついた。
俺勇者にイタズラします。
今までのいじめを直に味わいたまえ!
とりあえず、あいつのベルト壊して。
ズボンのホックとかも外して。
はい。出来た。
ズボンおろし。女子から人気者でも転ぶしパンツがダサかったと。へー。」
ズボンおろしを魔法で無理矢理やるとズボンが下にいったせいで引っかかり転んだ挙げ句、パンツがダサかった事がさらされた。
しかし、怪我はしなかったようだ。
ハーレム隊員からのいじめの仕返しなだけあって、ただの地味な嫌がらせだ。
「ケント君すごく地味な嫌がらせをするね。
ただのいじめにならないようにするんだよ。
次は何をするんだい?」
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