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「え?えぇ?
絢斗君?
大親友の僕のこと覚えてないの?
僕は君の事大好きだったのに...。」
そう言い落ち込み項垂れる。
勇者が言った瞬間ケントにはここにいる帝全員とユリウスにえ?そうなの?と念話で話しかけられる。
ケントは苦笑いを浮かべ全員に、いつ友人になったのか覚えがない。と念話で答えた。
「勇者君。
ここにはミランダ?ケント?君だっけ?
まあ誰でもいいが来ていないぞ。
帝は数名いるが。
私の膝の上に乗っている子はこの子の恋人がここに連れてきた。
と言いたいが、騎士帝に保護されたという名の力試しをされた後にここにこの子の恋人と一緒に連れて来られたんだ。」
ユリウスは王持ち前の無表情を見せ知らないとしらばっくれている。
さすがに諦めたのか勇者はユリウスの許可も取らずに勝手に立ち上がりドアの方に歩いていった。
扉の外、廊下では勇者の取り巻きが兵士に怒らていたり取り巻き達がそれぞれキャンキャン言い騒いでいた。
帝+ケント+ユリウスは聞こえてますよー。
うるさいなぁ。
と思いながらドアを眺めていた。
「勇者行っちゃったが?
と言ってもまだ扉のむこうがわにいるが。」
「そんなこと言ってるならシン君直々に追い払ってくれてもいいんだよ?
俺は勇者とその取り巻きを追い払ってくれて全然構わないから。
ケント君もそう思うよね?」
何故かまた魔法でさっきより小さいスクリーンを出して勇者の行動をユリウスの膝の上に未だ座って見ているとユリウスに話題を振られた。
「俺に聞かれても...。分からないですよ。
あ。
勇者達が離れていきますよ。どこに行くんでしょうか。
学校に戻るっぽいですね。
俺達もお開きして、俺はギルド登録と家建てなくちゃいけないですし、ユリウスさんには帝の登録と学校の登録を願いしているのでよろしくお願いします。」
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