麒麟倒しにいこっ

初恋

「レイナちゃん、おめでとう。
魔法使いのたまごだね」

すると、ギフトの画面がポップアップして、ブラックコンドル→レイナへ、ギフトの品が現れた。

アイドルみたいな赤いミニのワンピース、
赤い靴。
キラキラ光る杖
わたしが魔法使いになりたいって思ったきっかけの衣装のセット

「えっ！　これ・・・」

初期の服以降は、戦闘で稼いだゴールドか、ゲームマネーで買わなきゃいけないはず。
いくらですか？って言おうと思ったら、

「魔法使いになったお祝いだよ。プレゼント」

「えーーー、これ、全部もらっていいんですか？」

「いいよ、着替えてみて。」

受け取りのOKを押して、着替えた。

「レイナちゃん、かわいい、似合ってるよ」

「すごい！
うれしいです。
ありがとうございます。」

男の人から欲しいって思ったものをプレゼントされたのってどれくらいぶりだろう？
いや、もしかして初めてかもしれない。
わたしが欲しいって言ったものを、こんなにストレートにプレゼントしてくれるなんて、初めての経験かも・・・
そして、何度も何度も、かわいいって言ってくれて・・・

なんか、すごく幸せな気分になった。