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「はい。もちろん。あなたしか、もう愛せないわ」
「芹那…!」
俺は芹那を抱き上げて、寝室へと飛び込んだ。芹那からも積極的に唇を重ねてしがみついてくると、俺は芹那のニットを脱がして、早くその素肌に触れたかった。芹那は上半身裸になった状態で、俺の後頭部を引き寄せて自分の胸に押し当てて抱きしめた。
「ここにいて。圭太。私の体の隅から隅まで、あなただけのものなのよ」
「うん。俺のものだよ。誰にも触らせない」
「そうよ。それでいいの。あなただけのものにして」
俺はズボンとトランクスを同時に脱ぎ捨てた。上半身の服は芹那が脱がせてくれている。頭の方にセーターを持ち上げて全部脱がせてくれると、芹那は下から俺を見上げて腰に手を当ててしがみついた。
ほんとに、たまんない。この表情。誰にも見せられない。俺だけの、女だ。
一生、俺だけの宝物だよ。
俺は、芹那の膝を掴みながら、すぐにその中に入って行った。熱い。いつから、こんなに熱くなってたんだろう。それに、俺を受け入れる準備も出来ている。中に入ったまま、動かずに耐えていると、芹那の方から腰を左右に動かし始めた。
「だ、だめだめ。まだ…っ…。芹那っ」
「圭太…」
芹那の甘い声が、俺の神経を打ち破っていく。
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