奇妙な同居生活①『張込み』

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
漸く容疑者を特定出来た。今から10年前の一家殺人の。だが証拠が足りない。何か決定的なものが。だが相手は用心深く簡単にはボロを出さない。私も敏腕美人刑事と呼ばれる女だ。事件解決の為には手段を選ばない。ましてや私自身が一家殺人の唯一の生き残りの子供だったと有っては… かくして今私は容疑者と結婚して一緒に暮らしている。全ては事件解決の為だ。時効が来ても毎日少量ずつ食事に混ぜて摂取させてる薬物が遠からず死に至らしめて呉れることだろう。勿論鑑識課は私の信頼出来る仲間なのは言うまでもない。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!